【保育園の洗礼】ピジョンの電動鼻水吸引器の良いところ・微妙なところ

保育園の洗礼を浴びてピジョンの電動鼻吸い器を購入してしまったので,使用感をご報告します。購入を迷われている方の参考になれば幸いです。

保育園の洗礼

「保育園の洗礼」とは

保育園 1 年目の子どもが容易に風邪を引いてしまうこと

── ひいては,そのまま家族内感染という二次災害を引き起こすこと

です。

それまで自宅内の清潔・安全な環境で育てられてきた子が急に集団生活にさらされることで,風邪にかかりまくり,世のご両親を悩ませるアレです。

登園わずか2〜3週間でいきなり狩られる

我が家も4月中旬からまさにガッツリ洗礼を浴びせられている状態です。

これまで一度も発熱・気道症状を起こしたことのなかった子でしたが,登園開始わずか2〜3 週間で狩られました‥

共働きには大ダメージ

こうやって風邪を繰り返すことで免疫力が高まり病気になりにくい身体になっていくから良いこと!

──などと まことしやかに言われていますが,共働き家庭としては非常に困ってしまうものです。

病児保育の手配をしたり,急に仕事を早退したり休んだり…。

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鼻水・咳・発熱

実際にあった症状は,

  • ガッツリ大量の鼻水
  • 鼻閉
  • 発熱
  • その後数日して(後鼻漏によると思われる)咳が出始める

という,いかにも典型的な上気道炎の経過でした。

親としては初めての熱発に不安になる部分もあるのですが,子供というのは存外元気なもので,38度程度の発熱があってもキャッキャウフフと楽しそうに走り回っています。

そこら中の家具に鼻水💧をこすりつけながら 😭

最も気になるのは鼻詰まり

日中活気があるのは安心なのですが,やはり子供は自分で鼻をかむことができない,というのが問題です。

垂れ流しているうちはよいとしても,寝ている時はひどい場合,鼻詰まりのために口呼吸になってしまいます。

心なしかいつもより側臥位で寝ていることが増えたような…? その方が気道が開通して寝つきやすいのかもしれません。

しかし「ズゴ〜〜ズゴ〜〜」と響かせながら寝ている姿を見ていると,親としても気がかりでとても眠れません。

そこで,買ってしまいました。 ピジョンの電動鼻吸い器。

ピジョンの電動鼻水吸引器

というわけで使用感を報告します!
購入を迷われている方の参考になれば幸いです。

良かったところ

① コンパクト

  • 本体のサイズ感はこんな感じ(▼)で,非常にコンパクト

電動鼻水吸引器ピジョンの本体

control としてお手手と iphone を入れておきました。

② 手入れは比較的ラク

ピジョンの鼻水吸い器の構造

  • パーツは少なくわかりやすいのが good です。
  • ノズルと鼻水キャッチャーの部分は簡単に分解できるので,チャチャッと水洗いして水切りしておけば比較的すぐ使えます。組み立ても簡単です。
  • 鼻水そのものが明らかに逆流したのでなければ,チューブを毎回洗う必要は必ずしもないと思います。もちろん吸引後はチューブ内にも大量のウイルス付きマイクロ飛沫が付着しているかとは思いますが,基本的に空気の流れは一方向性ですし。

③ 吸引力は良好

  • 吸引力は,手動である程度調整が可能(OFF-MAXまで微調整可)
  • しっかりパワーをあげると結構ジュルジュル吸えます。
  • 構造的には,鼻や口の中に細いチューブを直接突っ込むわけではなく,ノズルを鼻の穴に押し込んで吸い込む形になっています。
  • その割には(=奥まで突っ込んでない割には)結構吸えるなという印象。
  • 特に,お風呂上がりなどに重宝します。

ただ,医療職からすると「吸引」といえば病室に置いてある「アレ」の吸引力を期待してしまうので「こんなものか」と思ってしまう部分はありました。

が,冷静に考えると病院で行う「あの吸痰」は立派な医療行為なので,本来比べるべきものではないですね。

微妙だったところ

① 動作音が大きめ

  • 賃貸だと,結構気になる音量かもしれません。
  • 深夜で静かな時間だと気が引ける音量です。
  • 掃除機とまでは言いませんが…
  • バスタオルなどを下に敷くとそれなりに音は抑えられます。
  • それなりの吸引力を保とうとするとどうしても音量は避けられないでしょうから,仕方のない部分かなとは思います。

②チューブの中に鼻水が入ると大変

ピジョンの鼻水吸い器の構造

  • 「鼻水キャッチャー」なる逆流防止構造があるのですが,そこをブレイクしてチューブや本体に鼻水が逆流すると結構困ります。
  • 取れている鼻水の量を目視確認しながら使う分には問題ないと思いますし,今のところ突破されたことはありませんが…
  • もしチューブ内まで逆流してしまったら,中身は細いので洗いにくそうです。煮沸するしかないかもしれません。水切りも結構時間がかかります。

③お値段

  • まあまあしますが,他の商品もこの価格帯なのでこの種の機器の中では相場と思われます。

他の鼻吸い器との比較

他の電動式鼻吸い器との比較

  • 今回初トライなので,他の類似商品との比較はできていません。
  • メジャーどころだと,Babysmile の 電動鼻水吸引器が競合製品(▼)なのでしょうか。
  • 価格帯もほぼ同等です。

スペックの詳細を比較検討したわけではありませんが,

  • よりコンパクトそう
  • デザインがかわいい
  • 部品が少なそうで手入れがラクそう

という理由で私はピジョンのものを選択しました。

ただ,実際問題大きな差はないのかもしれません。
とりあえず電動は便利です。

手でシュポシュポするやつ

なお,手動でシュポシュポと吸うタイプのものは実は使ったことがないので,差についてはわかりません。

商品レビューなどをみると吸引力が段違いと書いてあったりしたので,いきなり電動に手を出してしまいました。

手動のものを購入して結局やっぱり電動!となると無駄な時間/金銭的コストになってしまいますから,初めから電動を購入してしまったほうがよいかなと判断しています。

親が口で吸うタイプ

ちなみに「親が口で吸うタイプ」もあり,自分が幼い頃はそういうやつで親が吸ってくれていたような記憶もありますが……

冷静に考えると狂気の沙汰ですよね。

大量のエアロゾルを親が直接吸い込むことになるので,医療者としてはとても人に勧められません。

どうあれ親子の風邪は一蓮托生ではありますが,わざわざ濃厚なウイルスを含むエアロゾルを自ら吸いにいく必要性はないかと思います。

総じて使用感

まだ使用し始めてそう長くはないのですが,しばらく使ってみて経過をみていきたいと思います。

今のところ,まずまずな使用感で概ね満足しています。

「ないよりはあった方がいい」という類のアイテムですね。

後日談:結局狩られたのは親

なお,実際はその後も子供の経過は良好で,鼻水は徐々に引いていき,熱もすぐに下がりました。一貫して活気・食欲があり,親としては一安心。

しかしその後むしろ本当に困ったのは,結局私たち両親が見事に狩られたことでした。

子供の体内でしっかり培養されたウイルス🦠を濃厚に浴びせられ続けた結果,見事に数日後から全く同じ症状をきたすように…

勤務先では当然,頻回な手指衛生をはじめスタンダードプレコーションを行なっていますが,家庭内ではどうしても無防備になりがちなのが難点ですね。

そもそも防御をしようにもそこら中鼻水だらけで汚染されてしまうので限界があります。 お風呂にまでスタンダードプレコーションの方法論は持ち込めませんし…,親というのはなんと無防備なことでしょう。

ちょうど休みが取れていたタイミングだったので助かりましたが,休養だけに費やしてしまった連休でした。

保育園の洗礼,恐るべし。

皆様もお気をつけて…

[おすすめ本紹介]

User’s Guides to the Medical Literature


EBMを学ぶにあたり 1 冊だけ選ぶとしたら間違いなくコレ,という一冊です。著者 Gordon Guyatt 先生は「EBM」という言葉を作った張本人。かなり網羅性が高く分厚い本ですが,気軽に持ち歩ける Kindle 版はオススメです。邦訳版もあります。

医学文献ユーザーズガイド 第3版


表紙が全然違いますが「User’s Guides to the Medical Literature (JAMA)」の邦訳版です。一生言い続けますが,EBMと言えばこの1冊です。唯一の欠点は,Kindle版がないこと(英語版はある)と,和訳が気になる部分が結構あること。2つでした。原著とセットで手に入れると最強の気分を味わえます。

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