- 2021年6月6日
【解説】診断研究における情報バイアスと検証バイアス
検査や所見の〈感度・特異度〉は,コンセンサスのあるリファレンス・スタンダードに照らし合わせて算出されたものです。しかしその「照らし合わせ」の過程でバイアスが入り込む余地がなかったかの確認は必須です。そうでなければ,不当に高い感度・特異度を鵜呑みにしてしまうことになるかもしれません。
検査や所見の〈感度・特異度〉は,コンセンサスのあるリファレンス・スタンダードに照らし合わせて算出されたものです。しかしその「照らし合わせ」の過程でバイアスが入り込む余地がなかったかの確認は必須です。そうでなければ,不当に高い感度・特異度を鵜呑みにしてしまうことになるかもしれません。
感度・特異度は,それが「どのようなリファレンスに対するもの」で「どのような患者集団を対象にしたもの」なのかによって,大きく変動します。
感度・特異度は誤解の多い概念です。感度や特異度というものは「すでに診断がついている」ものを「どれだけ正確に拾い上げられたか」という指標に過ぎません。しかし現場で重要なのは「検査が陽性のとき本当に病気である確率」の方であり,順序が逆になっています。
「保育園の洗礼」を浴びて子供の鼻水が止まらなくなってしまったのでピジョンの電動鼻吸い器を購入しました。良かったところ,微妙だったところをレビューします。
マッチングはその後の医師人生に重大な影響を与えるファーストキャリアを決める大切なイベントです。十分な情報収集を行い,後悔のない選択をしたいものです。
医学論文を批判的吟味するために必要な知識をひたすら箇条書きにした記事です。今後の記事作成のロードマップにするつもりです。
初期研修病院は「その後の医師人生を左右する」とも言われる重要な場面。後悔のない選択を行いたいものです。後になってから苦しまずに済むよう,病院見学の際,絶対にチェックすべき5つのポイントを共有します。
〈完全主治医制〉とは,入院患者さんに何かあれば,夜間/休日を問わず原則全て主治医が対応するという制度のことです。やりがい搾取主義・時間外無賃労働と組み合わさることで,数多の若手勤務医達を使い潰してきた最悪のシステムです。どうしたらこのシステムを現場から廃することができるでしょうか。