医学・医療
- 2021年9月29日
イベルメクチン「業界での扱い」は?|2次文献まとめ【新型コロナ】
COVID-19 に対するイベルメクチンの適応について,プロ集団の中でどのような扱いとなっているでしょうか。バイアスの少ない情報源として,2021 年 8 月 時点で筆者が確認できたメタ解析などの〈2次情報〉や〈推奨〉を列記します。
- 2021年9月29日
「大混乱」イベルメクチンの 3次情報・4次情報を考える【新型コロナ】
医療・健康情報は,しばしば裏取りも十分に行われないまま無責任な情報拡散が目立ちます。イベルメクチンもその例に漏れません。この記事ではイベルメクチンを取り巻く質の低い情報発信を実例ベースで取り上げます。
- 2021年8月29日
「その情報、ソースはどこから?」医学・健康情報の階層を考える
健康情報・医療情報は本当に玉石混交です。混乱を招く「情報」はどこからきているのか? その問題を整理するため,各情報源を1次〜4次情報として分類してみます。
- 2021年8月24日
「82%リスク減?」読売新聞で話題のイベルメクチン観察研究
Cureus 誌に掲載されたイベルメクチン予防内服の観察研究(@インド)を吟味しました。この論文を根拠に「イベルメクチンを日本でも処方できるようにすべき」と主張することはできるでしょうか。
- 2021年6月21日
アデュカヌマブ「迅速承認」による真の危険性|薬剤開発に与える負の影響とは
アデュカヌマブは FDA の迅速承認を受け,「本当に効くかどうか市販後に確認」という方針になりました。しかし「効かない薬」が市中に出回ることのリスクは多大です。もし第 IV 相試験の結果「害の方が重大」というような結論になってしまった場合,その数年間の間に生じる負の影響は計り知れません。
- 2021年6月19日
アデュカヌマブが承認申請前から抱えていた3つの重大な問題
アデュカヌマブの 2 つの第 III 相試験は,いずれも無益性解析の結果「途中撤退」となった失敗治験でした。最終的にはそれらの「後付け解析」で承認申請までこぎつけられたわけですが,他の類似薬剤は軒並み治験撤退となっています。この現状から考えるべき問題は何でしょうか。
- 2021年6月12日
期待の新薬?アデュカヌマブが抱える現実的問題 12 選
現時点で「アルツハイマー病の治療薬」であるという証明が不十分なまま,アデュカヌマブは「アミドイドβプラーク減少薬」として FDA に迅速承認されました。この薬剤に過剰な期待を覚えてしまう前に,私たちが知っておくべき12の重大な問題点について箇条書きでまとめます。
- 2021年4月23日
医学論文の批判的吟味をするため身につけるべき基本知識 45
医学論文を批判的吟味するために必要な知識をひたすら箇条書きにした記事です。今後の記事作成のロードマップにするつもりです。