- 2021年12月17日
世界初の経口内服治療薬モルヌピラビルの効果とリスク【COVID-19】
世界初の経口内服 COVID-19 治療薬として期待されるモルヌピラビルについて,現時点でわかっている「効果」と「リスク」についてまとめます。なお治験データはまだ論文化されていないため,主に FDA 審議資料を情報源としました。
世界初の経口内服 COVID-19 治療薬として期待されるモルヌピラビルについて,現時点でわかっている「効果」と「リスク」についてまとめます。なお治験データはまだ論文化されていないため,主に FDA 審議資料を情報源としました。
「中間解析で過大評価」という現象はなぜ起きてしまうのか?モルヌピラビルの実例をもとに考えてみます。
告知です。多重検定の問題は何か?どのように補正するのか?いつも補正しなければならないのか?といった内容を解説する動画を up しました。
いかに「良い薬」であっても,状況次第では毒になります。検証的 RCT をしたら「かえって害」と判明した経験的治療は少なくありません。イベルメクチンを例に,検証不十分な薬剤を承認することの危険性について考えてみます。
COVID-19 に対するイベルメクチンの適応について,プロ集団の中でどのような扱いとなっているでしょうか。バイアスの少ない情報源として,2021 年 8 月 時点で筆者が確認できたメタ解析などの〈2次情報〉や〈推奨〉を列記します。
医療・健康情報は,しばしば裏取りも十分に行われないまま無責任な情報拡散が目立ちます。イベルメクチンもその例に漏れません。この記事ではイベルメクチンを取り巻く質の低い情報発信を実例ベースで取り上げます。